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Vol.67 ワーク・ライフバランスのライフって?

待ちに待った島根での開催!株式会社ワーク・ライフバランスの代表取締役社長 小室淑恵さんの講演。今日は、200名の定員に対し、300名以上のお申込みだったとのこと。90分という限られた時間ですべてのポイントをムダなく的確に話された小室さん。わかりやすく説得力がある。

今日のコラムは1枚目のスライド。今までのワーク・ライフバランスの捉え方はワーク・ファミリーバランスだった。つまり「ライフ=家庭」に限定される傾向があった。真の意味でのワーク・ライフバランスの捉え方は「ライフ=育児・介護・自己研鑽・介護・運動等」と捉える。

ワーク・ファミリーバランスは、対象は育児・介護者に限定されるが、ワーク・ライフバランスは全従業員が対象。今までは、家庭のある人と独身者の対立構造を生み出し、独身者に仕事のしわ寄せがきて不公平感が生まれ、社内の雰囲気が悪くなっていた。ライフは子育て・介護に限らないとすると、学生時代からの趣味に時間を投じることもできるし、興味のある学びに没頭する時間もできる。現役時代の脳の疲弊を防ぐには、睡眠・運動・家族からのプラスの評価も必要。

実際にコンサルティングの現場では、子育てに理解を示してる事業所は独身者の方は有給休暇もとれず、その不公平感を解消するために、賞与で差を付けるという方法をとっていた。苦肉の策だったのだろうが、それでは真の解決にはなっていない。ワーク・ライフバランスの効果は出ない。その事業所は有給休暇を時間単位で取得できるようにし、独身者も同様に取得を促すしくみをつくった。

育児・介護従事者がリフレッシュする時間も必要。ひとりで過ごす時間は、エネルギーチャージされ、自己を振り返る機会にもなる。

小室さんの「ライフはすべての人にある!」という言葉が印象的だった。

講演は、これが1枚目のスライドで、このあと、40枚のスライド。ぎっしり、ぎゅっと詰まった講演。さらに事例のスライドが続き、全62枚分。すべての資料を配布してくれるのは、株式会社ワーク・ライフバランスの特徴のひとつだと思う。ワーク・ライフバランスの伝道師にみんながなる!が加速化している。

小室さんは、東京の保育園のお迎えの時間に間に合うよう島根で日帰り。講演の労働生産性が高く、役割を全うされる。あり方から学ぶことが多い。

真のワーク・ライフバランスの実現をめざし、明日からも頑張ろう。モチベーションがさらに高まった。

 

 

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