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Vol.887 コロナ禍で触れる優しさ【心の平安が大事】

私は、今日、大阪府に住んでいる。

1年前の今日は、島根県に住んでいた。

コロナ禍で地方の仕事はすっかりなくなり、大阪にいる時間がとても長い。

島根県は当初感染者0名の最後の3県だった。私が住んでいた益田市は島根県西部。西部では感染者0名だった。益田市の方が、1名感染されたというニュースやネット投稿をみると心が痛む。さぞ大変な思いをされていらっしゃると思う。1日も早いご快復を祈るとともに、誹謗中傷での苦しみだけはないことを心から願う。益田市のことは、やはり気になるので、市長の記者会見もYouTubeで拝見した。島根県の累計感染者数が123名のとき、偶然にも大阪の1日の感染者数が同じ123名だった。住む場所が違うことで、コロナに対しての見方が違うと感じている。当然なのだが、当然だけに不思議な気持ちになったのだが、大阪では、ひとりの人の行動を追って公表されることはない。

これだけ感染者数が増え続けると、いつ感染するかわからない状態で生活している。どんなに気を付けていても感染するかもしれないという思いで府民は必死で生きている。

そして、最近、人同士の優しさを感じる場面が多い。

例えば、ドアノブ。

一人の人が触れるだけでいいように、後ろに続く人がいたら、一人の方が、広くドアを開けて、みなさんが通るまで持ってくださったりする。エレベーターも同様だ。

先日、息子が扁桃炎で高熱が出たとき、受診難民になるのではないかとドキドキした。近くの病院に電話をかけ、状況を説明し、初診だったがドクターは、快く診てくださって「私は、扁桃炎であると診断しましたが、お母さんとご本人がコロナかもしれないと心配で夜も眠れないようなら、PCR検査の予約を保健所にいれますよ」と言ってくださった。「私たちは夜眠れるので大丈夫です」と扁桃炎で処方された薬を息子はきちんと服し、1日で完治した。心が危められないことの大切さを実感した。安心したから体も回復したと感じた。心と体は、結び付いている。

街には、吉村府知事の府民への共感力ゆえに生まれた施策があふれている。近くのお蕎麦屋さんにも、大阪コロナ追跡のQRコードが記された張り紙がされていて、スキャンすることも習慣化されている。さらに、このシステム利用者を増やすためのスキャンするとマイルが付与され、10マイルごとに吉本興業の観劇チケットなどが当たる抽選に参加できる【大阪マイル】もスタート。

怯えるのではなく、冷静にできることを、落ち着いて取り組んでいくこと。今こそ、心の平安が大事だと思う。

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