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Vol.112 転職の増加と自社への帰属意識

本日の日経新聞に、「異業種・職種」への転職が目立つという記事がある。内閣府の調査では、2016年に転職した人は306万人と15年比で2.7%増加。過去4年間は増加傾向にあるというデータもある。

リクルートキャリアの調査によると、IT企業でアプリ開発やインフラ管理に携わった人が自動車や電子部品のメーカーに転職したり、技術コンサルタントとなるケースが多いとされている。

業界も職種も同じ職に転じた人の伸びは頭打ちだが、転職を機に業界や職種を見直す人は着実に増えているという。

時代の変化の中で成長分野が明確になり、自身が培ってきたスキルや身に付けた知識が活かされる場が増え始めている。

離職を防ぐにはどうすればよいか・・・企業の経営者、人事の方からのこのご質問がとても多い。

内閣府の調査では、育休を取得した男性はとらなかった人よりも会社への好感度や帰属意識が高まっているという調査がある。

キャリアは人生全体。自分の生き方が実現できる企業へ人は引き寄せられる。スキルや技術を活かせるだけではなく、生きたい生き方が実現できるかどうか・・・

ある企業にコンサルティングに入らせていただいており、約70名の社員全員の個別面談を行った。この企業で働く一人ひとりはどのような生き方を臨んでいるのか。そして、それを実現するためには、企業として何を変えていくのか、何を残していくのか・・・社長と共に考えていく。

個人の価値観を重んじるだけではなく、一人ひとりの持つ力が変化する時代の中で活かしきれる組織づくり。社員を大切にしたいという経営者の思いを実現するために何をすべきか。追求していく。

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