キャリアコンサルタントとして受けるご相談に、親御さんからのご相談もある。以前、職業相談機関での相談で、親御さんが同席されるケースもあった。

親として子どもの就職をどう捉えるか。

娘はこの春就職した。理学療法士として、自分で病院を見つけ見学に行き、採用面接を受け就職した。

この仕事をしているだけに、私は、この仕事がいいとか、これが向いてるのでは・・・というアドバイスを一切しなかった。これは、私の考えだが、親のアドバイスは親が思っている以上に子どもに与える影響力が大きいと思っている。聞いてないふうでも、子どもにとって親の言葉はパワフルだ。ましてや、人生において大切な岐路でのアドバイスは、なお強く響く。時代が変わっている。就職に関することほど、時代の変化によって変わるものはない。仕事自体も内容は刻々と変化している。業種も職種も私たちが若い頃に見てきたものとは違う。

私が、ただひとつだけ子どもに対して心がけていたこと。それは、子どもたちの前で仕事の愚痴を言わないこと。(そもそも、環境に働きかけ、愚痴のない状態に自らすればいい!と思っているので、愚痴自体がないのだが。)創意工夫次第で仕事は如何様にでも楽しくなる。いつも楽しそうに仕事をする姿、でも、楽しいだけではない、真剣に取組み、少々の無理もする姿も見せたい。背中を見せて、それを感じさせたかった。

今、娘を見ていると、イキイキ仕事をしている。息子も自ら自身の道を切り拓いていきそうだ。ただ見守っていたい。心配はあるが、就職活動には、どんな形であれ、失敗はないと思っているから、どんと構えていられるのかもしれない。どんな経験もすべて糧となる。数知れない大学生を見てきてそう思う。

子どもの生き方は子どもだけのもの。個人として尊重する距離感をこれからも保っていきたいと思う。