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Vol.136 子どもの自己評価~あきらめない子どもたち~

今日の山陰中央新報に掲載されていた博報財団こども研究所の調査結果が興味深い。子どもの自己評価は、70%前後の子どもが「負けず嫌い」「最後まであきらめない」としたのに対し、保護者や教員による評価は低かったとする結果が公表されたとのこと。対象は、小中学校の子どもたち計1800人。

一方で「才能がある」は子ども36.3%の評価に対し、保護者69.2%、教員46.1%と子どもの自己評価より大人の評価が高い結果となっている。

子どもはしっかり自分を見つめ、未来に向けてそのギャップを埋めようと努力している。親に自分の力を過剰評価され、もっと頑張ればいいのに・・・と期待をかけられると、戸惑ったり反抗したくなるのかもしれない。

ちゃんと子どもを見ているだろうか・・・という点で考えた時、「ちゃんと子どもがどう捉えているかを把握しているだろうか」が大切だ。子どもの自己概念。自分を含む社会をどう捉えているか・・。そして自分が社会との繋がりの中でどう映っているか・・・。

私も親として、そこを丁寧に理解して、尊重したい。今日は、母の日だった。息子は自身で習いたいと言ったピアノをお隣の先生に教えていただき始めて、1年半くらい経つ。今日は、ピアノの音が聞こえる家の外に座り、ずっと聴いていた。ずいぶん上手に弾けるようになった。先生が宅配便の方に対応されているときも、両手で弾いているメロディが聞こえてきた。「もっと頑張ればいいのに・・・」を言わないことを心がけている。改めて続けようと思った。

いちいち報告はしない息子だが、ちゃんと頑張っている。

 

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