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Vol.167 「あれはよかった」と言える人生

愛媛にいる祖母に会いに行った。介護施設でお世話になっている。今年の11月で99歳。弊社の設立日は、祖母の誕生日。100年続く企業でありたい思いから法人化した。祖母も来年は100歳だ。

何歳になっても、人の中にある核となるものは変わらないものだと思う。祖母は、祖父が戦死したあと、針と糸だけで和裁の先生と着物の仕立てで生計をたて、母と叔母を育て上げた。再婚はしていない。祖母のことは、何度か書いているので、このことを知ってくださっている方も多くいてくださる。そして、以前から祖母のことをご存じでいらっしゃる方は、元気に過ごしていることを心から喜んでくださる。

私の顔を見て、「結花ちゃんは、元気やね。おばあちゃんは、嬉しいよ。」と言ってくれた。「今年51歳になるんよ」と言うと、「おばあちゃんは、52歳のときに、ひとりでアメリカへ行った。あれはよかった。」と目を細めてほほ笑んだ。「あの頃は、よかった」ではない。今は今で、朝陽をみる瞬間、夕陽をみる瞬間が幸せらしい。「また来てね。嬉しかった~」といつも今を生きている。

私も、あれはよかった!の連続の人生を送ろう。おばあちゃん、いつも学ばせてもらってます。ありがとう。

 

 

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