「母、欲しいものがある」

前回は圧力鍋だった。今度は、何だろう・・・

「何かしら?」

「砥石」

そう来たか・・・水をかけながら研ぐ昔からの砥石がいいらしい。

「その前にMy包丁がいるよね?」

「うん」

息子の料理の腕は、ますます磨かれている。「俺が全部、夕ご飯を作る」の日から、彼は、ずっと作っている。

私が包丁を持つのは、柿をむいたくらいだ。

お料理するのは嫌いではないが、息子の作るもののレベルが高すぎる。

スーパーで彼が立ち止まっているのは、花がつお売場だった。一番だしによい花がつおを選んでいた。

目が離せない。