Vol.334 圧力鍋の次に息子が欲しいと言ったもの
「母、欲しいものがある」
前回は圧力鍋だった。今度は、何だろう・・・
「何かしら?」
「砥石」
そう来たか・・・水をかけながら研ぐ昔からの砥石がいいらしい。
「その前にMy包丁がいるよね?」
「うん」
息子の料理の腕は、ますます磨かれている。「俺が全部、夕ご飯を作る」の日から、彼は、ずっと作っている。
私が包丁を持つのは、柿をむいたくらいだ。
お料理するのは嫌いではないが、息子の作るもののレベルが高すぎる。
スーパーで彼が立ち止まっているのは、花がつお売場だった。一番だしによい花がつおを選んでいた。
目が離せない。
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