Vol.395 夫婦のような対話
「豚の角煮作ったん?すごい!一個でいいから置いておいて。帰ったら食べる。」とにこにこしながら地下鉄乗り場に向かいながら電話で話す。相手は、息子。
「ご飯まだなら、もう一品、なんか適当に作っとこうか」
と言ってもらって、仕事の心地よい疲れがさらに心地よくなる。
彼の結婚相手は、仕事をのびのび出来るだろうな・・・これをあたりまえと思っているから、とふと考えると笑ってしまう。
今日、電話で息子と話している自分を見つめると、働きたいだけ働きたい自分に気づく。そんな自分を、わがままと思いたくないので、洗濯物1枚でも多く洗い干したいと思う。自分でそう決めているから家事を苦痛に思ったことはない。私の特技は、洗濯物をものすごい速さで干せることかもしれない。お皿もグラスも15分で洗い切ると決め、きっちり15分で洗えると一人で、しばし満足感に浸っている。
息子も、不満はないようで、ご機嫌に暮らしている。
親子の形は、それぞれと何度も書いているが、本当にそれぞれ。これが、私たちの形。というものが、ますます形づくられてきている。関係性が発展している感じ。これからも、お互いを尊重し合いながら、関係性を育てていこう。
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