Vol.235 丁寧に油をこす
息子は食べ盛り。やはり、揚げ物は食べたくなるようだ。
今さらだが、油こし紙を買って、油を入れるポットを買い、揚げ物をするたびに、油をこしている。こすことで、きれいな油になって、次の唐揚げもからっと揚がる。
手間暇かかるようだが、油をこしている時間が案外、好きなことに気づいた。
ちゃんとしている、ものを大切にしている、無駄にしない、そんな言葉を思い浮かべながら、何だか嬉しくなる。
人も同じなのかなあと思いながら、油をこす。
油紙に通すだけで、こんなにピュアな油に戻る。どろどろとしたハートになっているなと思ったら、油をこすように、丁寧に自分に時間をかけよう。何でもいいと思う。丁寧に歯を磨くのでもいいし、髪をいつもより丁寧に洗うのでもいい。
どろどろしているのが人間。さらさらに変えようとする働きかけがあれば、明晰さが増しそうだ。
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