Vol.543 経験は「量より質」
昨夜のしまね起業家スクールは、「自己の棚卸」起業(新しいこと)を始めるうえで、今までの経験を振り返り、自分の軸を明確にする。
起業は、起ち上げるのにもエネルギーを要するが、そのあと存続させることに多大なエネルギーを要する。100年続く企業にしたいという思いで私は祖母の誕生日に会社を設立した。昨年、数えで100歳で祖母は他界したが、設立日には祖母を思いだし、100年続ける思いを新たにしようと思っている。
今日、その事業を継続するには3つの視点があると伝えた。
一つは、「そのことを考えるとワクワクするような事業であること」。事業の企画をするにも、商品開発をするにもワクワク感は大切。ハートが喜ぶことは、明晰さを増し、生産性を高める。二つめは、「なぜその仕事なのか?」を熱く語れるものであること。情熱は、パワーになる。そして三つめが、「個性、自分らしさ」。事業が継続していくためには他とちがう何かが必要。
そのためには、自分を知らなければならない。
過去の経験にはひとつも無駄はない。遭遇する出来事をひとつひとつ丁寧に振り返り、自分にとっての意味を見出すかどうかで、人生の質は変わってくる。経験とは、量ではなく質である。
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