Vol.127 この空の下で結ばれる二人
飛行機の窓から外を見ている。
日本地図のように、くっきりと入江が見える。山があり、川があり、海がある。すべて、自然の色。一人ひとりが筆を持ち、色をつけると、それぞれのイメージで彩られるのだろう。
いま、目に映っているこの色が自然の色。
ここに、たくさんの人が住んでいる。価値観は、さまざま。同じ価値観を持つ人だと思っても、全く同じではない。
違いから学ぶ。違いから自分を見つめる。
人の愛し方も一人ひとり違う。そして、愛されていると思える瞬間も一人ひとり違う。
そこが一致したとき、人は愛し合えるのだろうか。
もしくは、本当に好きな人のことを思うとき、愛し方なんて考えなくていい。無条件の愛。ここに行き着いたとき、愛し方なんて、どうでもよくなるのだろうか。ただ、そばに居てくれる幸せ。そして、安心感。ときめき。相手の人生も一緒に大切にしたいというエネルギーが湧いてくる感覚。
相手のために役立ちたいという思い。一人より二人のほうが人生が豊かになる無形資産を築き合う喜び。そして、それぞれが持つ無形資産を与え合う素晴らしさ。無形資産とは、人とのつながりや、エネルギー源となるモチベーション、経験から得た知識など。有形資産は一人でも築ける。二人でしか築けないものを追求することで、人生がより彩られる。
この空の下には、愛し愛されている二人がいる。今回の移動は、仕事ではなく、結婚式に参列するのが目的。
こんなに広い日本で出会い結ばれる奇跡。ずっと、その幸せが続きますように。
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