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Vol.144 いつまでも父親は娘の味方

今日は、父の誕生日だった。

ある出来事があり、父と対話をたくさんした。

父とは、中学2年生の時から、両親の離婚により、離れ離れで暮らしている。高校2年生の時に母が倒れたとき、病院に来てくれた父。なんとなくしか覚えていないが、何だかほっとした気持ちになったことを思い出す。中学2年生から高校までの記憶はあまりない。思い出したくない過去なのだと思う。ただ、同じ中学の友だちが一番少ない公立高校に、ぎりぎりで変更したことだけ覚えている。私のことを知らない人が多い高校に行きたかった。結果論ではあるが、35年来の高校の友だちと会うたびに、あの時、あの選択をした自分を褒めてあげたい。

そして、母は働けなくなったので、父が大学へ行かせてくれた。大学の入学式、父が来てくれたこと、すごく嬉しかった、のだと思う。その時に自分が来ていたスーツや髪型も鮮明に覚えている。

それから、私は、大人になった。仕事においては、一度も心配したことがないらしい。どこに出しても恥ずかしくないと思ってきたと言ってくれた。仕事以外は心配をかけてきたと思う。

また心配をかけてしまった。しかし、父は、いつまでも娘の味方。存在自体を大切にしてくれているという意味での味方。まさに、自己防衛しそうな自分が緩むようなほっとする一言をたくさんくれた。

パパ、お誕生日おめでとう。

 

 

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